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【イギリスの小学校は教科書がない!】その子にあったレベルの教育方法 (Pre Prep編)

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息子が小学校に上がってから驚いた事の一つ。

それは、学校で行う授業の教科書が一切ない事です!

それでは具体的に学校でどの様に進めているのかご紹介してみたいと思います。

補足

息子の学校ではYear4(8歳〜9歳クラス)以降から英語の授業では学校から指定された本を各自購入し、題材として使い始めます。

学校に持っていくもの(Pre Prep編)

Book Bag

公立も私立も、小学校の生徒はBook BagというA4サイズがすっぽり入るくらいの、ちょっと入れたらすぐパンパンになってしまう学校から指定された平べったいカバンを使用します。

\\まさしくこういうタイプ//

教科書がないのもそうですが、文房具も持っていきません。(Year 2まで)
文房具は全て学校で用意されているのです。

と言うわけで、じゃあ何を学校に持っていくのかと言うと、

  •  宿題
  •  学校から持ち帰って家で読む用のOxford Reading Treeの本
  •  その本を読んだ時、子供の気になった部分や直して欲しい箇所など保護者と担任間で伝え合うための連絡帳
  •  学校の図書室から借りてきた本(週に1冊)

などがメインになります。

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スナックや水を入れるバッグ

息子の学校は、なぜか午前中にあるスナックタイムは学校では提供されず、自宅から持参することになっているため、スナックを持参します。

ただ、スナックといっても一般的に言うおやつではなく、フルーツや野菜、チーズ・ヨーグルトなど健康的なものに限定されてます。ナッツ類は一切禁止です。

飲み物は水のみ可能。

イギリスではsmiggleのランチバッグを持っている子が多数!

スポーツバッグ (Pre Prep編)

息子の学校はPE(体育)の授業が毎日あるけど、たいして汚れないと言う事で、月曜日にスポーツバッグを持っていき、金曜日に持って帰ると言うシステムになってます。

はい、日本のみなさん、びっくりしないでください!え、着た体操着そのまま1週間使いっぱなし・・?いや、これ、イギリスでは普通です・・。しかも、毎週金曜日に持って帰るという息子の学校は結構マメな方らしいです!

公立校になると月1くらいしか持って帰ってこないという学校もザラにあるのだとか。

ちなみに息子は現在学校の放課後の課外活動で週2回プレイボールとサッカーを行っているのでなんだかんだで1日おきにスポーツバッグは家に帰ってくるので綺麗な体操着を常に入れておく事ができます!

\\息子の学校のPre Prep生が指定されているスポーツバッグに一番近いデザインのスポーツバッグです(Prep生は違うバッグになります)//

教科書がない学校教育。どうやって学ぶ?

イギリスの教育カリキュラムはKey Stage 1 略してKS(Year1とYear 2)、Key Stage 2 (Year 3からYear 6)と統一されています。
国が指定する学力に達するように学校は指導していくようになっています。

プリントされた紙を元に勉強する。

基本生徒はみんな同じことを学ぶので、プリントされた紙を元に勉強していきます。
先生はホワイトボード、もしくはスクリーンに表示した資料を元に教えます。

\\これはYear1で春学期の時学んでいたことです。左はPhonics, Maths、右はHistoryです。//

英語のリーディングと算数は個々にあったレベル別になる

英語のリーディングの授業はどうしても読解力やスピーキング力などで生徒達の差がついてきてしまいます。
その時だけクラス内で3グループぐらいに分かれてそれぞれリーディングの時間を設けます。
担任の先生とは別にアシスタントティーチャー(TA)という担任補佐のスタッフがいるので手分けして行います。

ここでOxford Reading Treeのレベル別になります。

算数に関しても、クラス内でグループ分けをして同じ算数の問題を違うやり方で教えたり、すでに理解できている生徒達には【チャレンジ】という名の応用問題も時間がある時は解かせたりします。

例・31+20=51の場合

一番理解が難しいグループには乾燥ペンネパスタなどを使って教える。
中間グループには1の位・10の位の役割を教えながら伝える
すでにできる子には筆算で解かせる、など。

課外活動も積極的に行う

科学・歴史・アートなどは積極的に校外授業をします。
息子の学校は、一歩出ると森が続いていたりするので、森に探検に出かけたり、落ち葉や枯れ木を使ったアートや、歴史の授業を元に博物館などへスクールトリップに出かけたりします。

スパルタな学校言えど、ずっと学校にこもって勉強しているわけではないのです。

普段学校で使っているノート類は保護者は見れない

基本ターム中に生徒達が使用しているノート類は一切家には持ち帰ってこないので、普段どんなことを学んでいるのか保護者は全くわかりません(笑)

学期が始まる際に大まかに授業のカリキュラムのプリントをもらってくるので、こういうことを勉強しますというのは知らされます。

唯一見れる時は、学校での担任の先生との個別面談の時のみ。ターム事に一回はあるので、3回チャンスが巡ってきます(笑)

先生との個別面談はきっかり10分だけなので、その時に先生から息子の学校での態度や成績など色々教えてくれます。
そしてノートが見れるのは面談とは別の部屋にあるので、面談の前後にゆっくりと見れます。

そして一学年が終わるとその年に使っていたノートが全て自宅へ持って帰ってくるので一年の振り返りができます。

\\これはレセプションの時に使用していたノートやファイル達の一部//

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まとめ

今回はイギリスの小学校は教科書がない、と言うことをご紹介しました。
ちなみにこの記事はPre Prep(レセプション〜Year2まで)のお話です。

最初は私もびっくりしましたが、その日の終わりに毎日息子に何を勉強したのだとか色々根掘り葉掘り聞くことによって息子の思考力や会話力も上達した様な気がします(笑)

とりあえず今は学校に持っていくカバンはかなり軽いのでとても嬉しい限りです。

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jemtyco
生粋のロンドン下町出身夫と息子(9歳)と娘(4歳)の4人暮らし。 2011年に日本を出てから、シンガポール、ロンドン、ニューヨークを経て、現在イギリスに戻りロンドン郊外にて子育て中。

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