イギリスや、おそらく欧米全体で幼少期の頃にナーサリー(幼稚園)や小学校低学年で必ずといってもいいほど行われているアクティビティがあります。
それは『ショーアンドテル(Show and Tell)』
言葉通り、(物を)Show(見せて)Tell (説明する)のです。
どんなことを具体的に行なっているのかご紹介したいと思います。
目次
ナーサリー(幼稚園)時代のショーアンドテル
息子が通っていたナーサリーでは、3歳クラスに上がるとShow and Tellを行い始めました。
3歳児の行うショーアンドテル
週に一回好きな日に、自宅にある自分の好きなおもちゃやぬいぐるみ、その他見せたいもの、なんでも良いので一つ持ってきて、それをクラスメイトにショーアンドテルをする。
\\当時大好きだったアイアンマンの人形や息子のサポートしてるサッカーのソフトボールなどなど//
おもちゃだけに関わらず、旅行先で撮った写真を見せるのもアリ。
とにかくその子がクラスメートや先生達に見せたい!見せて聞いて欲しい!という意欲が大切なのです。
3歳から卒園までの約一年弱、毎週毎週色々な物を持って行ってはショーアンドテルをしていました。
ナーサリーでショーアンドテル用に持参するものは、レゴの様な壊れやすいもの、スターウォーズで人気のライトセーバーの様なスティック系などは誤飲や危害を与えかねない為、禁止されていました。
レセプション生(4−5歳)の時のショーアンドテル
現在の小学校に入学し、レセプション生となった去年は毎週金曜日にショーアンドテルを行っていました。
さすがにナーサリー時と違い、好きなおもちゃ・・ではありませんでした。
毎週必ずテーマがあり、それに沿った工作をし、披露する。というものでした。
それでは過去にどの様なことを行なってきたのか少しご紹介してみたいと思います。
ショーアンドテルのテーマ
好きな惑星
この時期、学校でレセプション生は惑星について学んでいました。
というわけで当然工作も惑星系。
息子は土星を選び、ペーパーマシェで作りました。
アマゾンの空き箱をアルミホイルで包み、土星をぶら下げて完成!裏には土星の簡単な説明を書きました。
秋休みの思い出(10月のハーフターム)
10月の中休み(オクトーバー・ハーフターム)の思い出を工作にする。というテーマ。
この時期ちょうどスペインに行ってたのでそこで拾った貝殻と砂を持ち帰り、フレームにしました。そしてスペインの思い出をフレーム内に描写。裏には覚えて実際使ったスペイン語を披露。
クリスマス工作
クリスマスの時期だったので、クリスマスものなら何でもOK!ということで、松ぼっくりを緑とラメを混ぜたのをペイントしてミニクリスマスツリーを工作。
エイリアン
UFOに乗ったエイリアンを作ってみようというもの。
子供が低学年のうちは工作するのも親の手が必ず必要。
私もネットなどからアイデアを引き出し、形にしていきました。
ショーアンドテルで発表する時に大切なこと
作品を見せる時に、どの様に作ったのか、なぜこれにしたのか、など色々と説明をするのですが、なんせまだ若干4〜5歳のレベルではたかが知れてます。
とにかく『伝えたい』という意欲が大切です。
他の生徒は質問する
発表をしている生徒に対して、他の生徒は何か質問をしなければなりません。
なので、ちゃんと集中してお友達のショーアンドテルをみていなければなりません。
- なんでエイリアンは緑色なの?
- スペインのどこ行ってきたの?なにしたの?
- まつぼっくりはどこで拾ってきたの?
突拍子もない質問も飛び出たりする様です。
まとめ
今回は息子のナーサリーや学校で行っていたショーアンドテルをご紹介しました。
このショーアンドテルは自己表現力に繋がり、息子もナーサリーで初めてやるとなったときは人前で話すということもあり、結構緊張していたみたいです。
回数をこなすにつれてこのショーアンドテルが大好きになり、今ではショーアンドテル関係なく人前で話す事にあまり抵抗がないように思えます。(まだまだですが)
欧米の人たちのプレゼン力が高いのは、こういう小さな頃からの経験の積み重ねがあるからかもしれませんね。