突然ですがインクルーシブ教育って聞いたことありますか?
インクルーシブ教育(インクルーシブきょういく、英語: Inclusive Education)とは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み。インクルージョン教育と呼ばれることもある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
要は、障害のある人も健常者も分け隔てなく共に遊び、生活し、学ぶというもの。
私が住んでるイギリスではこういった福祉は大変進んでおり、日々の生活でも常日頃目の当たりにします。
そこで私がイギリスで子育てを始めて実感した、イギリスの福祉先進国として素晴らしいなと感銘を受けたことをまとめてみたいと思います。
目次
タクシーやバスの乗車時、畳む事なくバギー(ベビーカー)・車椅子のまま乗車できる
私の最初の子育ての舞台はロンドン中心部でした。
イギリスでメジャーに使われるバギーはタイヤの車輪も大きい大型タイプが主流。
例外なく私のバギーもBugaboo Cameleon3という大型タイプのバギーを使用していました。
移動手段でロンドンTube(Underground)以外にタクシーとバスも利用していましたが、ロンドンタクシーはそのままバギーごと乗車できるので本当に助かっていました。
車椅子利用者絶対優先
バスをバギー付きで利用するにあたり、車内のバギーと車椅子利用者は同じスペースです。バギーだけなら混んでても無理すれば3〜4台くらい置けるスペースです。
が、こういう制限のあるスペースが埋まっている状態で後から車椅子利用者が乗車とわかれば、バギー利用者は折り畳むか下車するかで直ちにスペースを空けなければなりません。
そう、車椅子が絶対優先なのです。
その他にも、遊園地の乗り物や映画館、博物館、とにかくどこでも車椅子利用者が入れば絶対優先で一番最初に入場できます。
全国630店舗以上!もみほぐし・足つぼ・ハンドリフレ・クイックヘッドのリラクゼーション店【りらくる】BBCの子供番組・CBeebiesやCBBCに出演する一般の子供達は障害児や車椅子利用者が必ず参加している
この意見は全く偏見ではないことをご理解ください。むしろ感動しました。
子育てをしていく中で子供番組をどうしても流すと思うのですが、0〜6歳くらいまでのBBC幼児番組、CBeebiesや7歳〜10代向けのCBBCに一般として参加する子供達の中で障害児やダウン症、車椅子利用者が必ず参加しています。
中には重度の障害を持った子が健常児と一緒に科学の実験をやったり、歌を歌って踊ったり、ゲームで一緒に走り回ったり。
もしくは障害者としての生活を紹介したり、とにかくなんでも!
子供達に大人気のMr. Tumbleが手話を交えながら紹介します。
こういった番組を初めてみた時は結構衝撃を受けたのを覚えています。
日本で生まれ育った私には小さい頃決してテレビを通して触れることのなかった教育だから。
幼少期から障害児・健常児分け隔てなく交流している場面をTVを通して見ることは、将来的にも差別感情が生まれにくいのだろうなと感じました。
それと同時に日本のEテレもこういうのをどんどん積極的に取り入れていくべきなんじゃないかなと本気で思ってます。
公園には車椅子利用者でも楽しめる遊具が設置してある。
これは全ての公園ではないですが、大体の公園は普通に一つや二つは設置してあります。
こういった遊具を発見したときもすごく感銘を受けました。
真ん中のブランコが車椅子用。そして2枚目はくるくる回れるラウンダバウトという遊具。
まとめ
イギリスに移住し、子育てを始めて、より日常生活に触れるようになり見えてきた福祉先進国としての姿。
ちなみにイギリスでは「障害児」という呼び方ではなく、「特別な助けが必要な子供達」(Children with special needs)というふうにあまり差別化する事のない呼び方をしています。
イギリスも日本もお互い一長一短あるけれど、日本もこういう部分を少しでも追い付いてこれたらいいなと思いました。
車椅子用の子供の遊具があるのはすごい!!欧州では結構普通なのでしょうか?!
いろんな子供たちが分け隔てなく遊べることが普通となるような環境作り、感動です。。
また旅行レポも楽しみにしております♪
凄いですよね!私も初めて見た時感動しました。アメリカにも沢山ありそうですよ♪
本当、分け隔てなく遊べる環境作りって大切ですよね^^