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イギリスの小学校で取り入れる多読本【Oxford Reading Tree(ORT)】とは?

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イギリスの子供達は小さい頃から本を沢山読みます。

今回はイギリスの幼稚園や大半の小学校低学年で必ずといっても良いほど取り入れられている多読本・Oxford Reading Tree(ORT)をご紹介したいと思います。

Oxford Reading Tree(ORT)とは?

オックスフォード大学が出版している子供向け英語多読用教材本です。

  Biff Chip & Kipper Read with Oxford Phonics Stage 1,2,3 Collection 56 Books Set(Stage 1 First Step , Stage 2 Early Reader , Stage 3

多読とは1ページ数語の簡単な英語絵本から読み始めて、読む本を徐々に難しくしていくことで英語をマスターする学習方法です。

オックスフォードリーディングツリー本の特徴

ここでオックスフォードリーディングツリーの本がどのように取り入れられてるかご紹介したいと思います。

  •  イギリスの幼稚園を始め、ほとんどの公立・私立小学校で取り入れらている
  •  レベル1〜20まであり、使用単語・読解力などがレベルが上がる毎に難しくなってくる
  •  ストーリーは主に主人公のキッパー少年とその家族や友達とのイギリス日常生活を描いている
  •  イギリス英語が学べる
  •  Phonics(フォニックス)を中心に練習できるストーリーと、読解力を求められるストーリーの2種類がある。
Phonics(フォニックス)とは発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法で、アルファベット毎の発音を先に学ぶことで、知らない単語でも耳で聞いただけでスペリングがわかり、正しく書くことができます。

\\我が家でも一部自宅用に購入して読んでいました//

イギリスの幼稚園を始め、ほとんどの公立・私立小学校で取り入れらている

息子の学校ではレセプション(4−5歳のクラス)の頃から毎日学校から家で読む本として一冊家に持ち帰り、その日のうちに親と一緒に音読しながら読解力や発音力を高め、次の日に学校に戻し、また新しい本を持ち帰ってきます。

今でも学校が始まれば毎日例外なく持ち帰ってきて続いてます
持って帰ってくる本のレベルは本人のレベルを熟知した担任の先生により決められ、一つのレベルをある程度越えれば次のレベルに上がれます。

↓↓今週(2021年4月)から夏学期が始まり、早速持ち帰ってきた昨日の本。レベルが上がる毎にページ数も増えるので今は全32ページあります。これをその日のうちに読み終えてストーリーも理解し、次の日に持っていかなければならないのです。↓↓

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公立の小学校でも週に何回か家に持ち帰って同じように音読して練習してるみたいです。

ちなみに息子の通っていた日系幼稚園(満3歳まで)でも軽ーくフォニックスを取り入れたりしてくれてました。

レベル1〜20まであり、使用単語・読解力などがレベルが上がる毎に難しくなってくる

レベル1は幼稚園児向けなだけあって、字も大きくページ数も少ないのでとてもシンプルな物語になっています。
それがだんだんレベルを上げていくとページ数も増え、難しい単語もちらほら。
しかし少しずつ難易度を上げていくので、そこまで本人の負担には感じていないようです。

息子は現在レベル7まで上がりましたが、同じクラスの一部の子はレベル8まで上がってる子も何人かいます。

ストーリーは主に主人公のキッパー少年とその家族や友達とのイギリス日常生活を描いている

主人公のキッパーくんを始め、その家族・犬・友達・友達の家族・学校など沢山登場人物が出てきて色々なストーリー展開をします。

物語の内容もとても面白いものから、道徳的なこと、日常生活・学校生活など色々学べてイギリスの子供達の生活が垣間見ることができます。
話の終わりにはイギリスらしく、ユーモアあふれる「オチ」もあります。

Oxford Reading Tree: Level 1+: Floppy’s Phonics Fiction: Pack of 6

 

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イギリス英語が学べる

オックスフォード大学が出版しているだけあり、使用単語やベースとしている物語の内容は完全にイギリスです。

イギリス英語はアメリカ英語と違うところが沢山あるので、アメリカ英語を習得してた私にとっても良い勉強になったりします。

Phonics(フォニックス)を中心に練習できるストーリーと、読解力を求められるストーリーの2種類がある

現代のイギリスの教育では、Phonicsはとても重要な科目としてどこの小学校でも取り入れられています。(幼稚園でも行っているところはあります)

Phonicsを習得することによって7割の単語が読み書きできるようになると言われています。

なので低学年のうちは毎日のように学校でPhonicsの練習をします。
息子も散々フォニックスを勉強してきたので、単語をスペルアウトする時はフォニックス読みでスペルアウトします(笑)

Cat = クッ・ア・トゥ
Dog = ドゥ・オゥ・グッ
*カタカナで書くとどうしても語弊が出ます・・

Oxford Reading Treeでも似たようなスペルと発音の違いを音読することによって練習できる様にPhonics用の物語が用意されています。

Little Wandle at Home More Phonics Flashcards for Reception

 

Oxford Reading Treeの本はキッパー少年達の物語だけではない

今までキッパー少年達の物語をご紹介しましたが、Oxford Reading Treeの本は他にもProject XによるAlien Adventureだったり、ジュリアドナルドソン著者による物語だったりと結構色々あります。

Project X Alien Adventures: Brown and Grey Book Bands, Oxford Levels 9-14: PROJ X:ALIEN:PK2 25XPB WALLET

 

Oxford OWLのサイトから無料で読める

無料登録をすれば100冊以上載せているOxford Reading Treeの本が読めます。
我が家的には実際の本を手に取って読む方が好きなのですが、コロナで国がロックダウンし、学校閉鎖になった時など重宝しました。

まとめ

今回はイギリスの小学校で積極的に取り入れているOxford Reading Treeの本についてご紹介しました。

お子さんにバイリンガル教育としてイギリス英語を取り入れたいご家庭や、イギリスで就学前のお子さんをお持ちで何か英語の本を読ませ始めてみたいという方に特にお勧めします!

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ABOUT ME
jemtyco
生粋のロンドン下町出身夫と息子(9歳)と娘(4歳)の4人暮らし。 2011年に日本を出てから、シンガポール、ロンドン、ニューヨークを経て、現在イギリスに戻りロンドン郊外にて子育て中。

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