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学校長によるイレブンプラス(11+)以降の受験フロー懇談会

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さて先日(というか開催されたのが1月なのでもう2ヶ月も前ですが)、Y4とY5の保護者対象の学校長による「Future Schools informaton evening」という懇談会がありました。

今の学校はY8までなので、卒業後の進学先、つまり近い将来に迫るイレブンプラス(11+)やサーティーンプラス(13+)をどのような流れで行なっていくのか、という簡単な概要の流れの説明です。

私のようなイマイチ流れがわかってないような保護者には大変助かるミーティングでした

この日の懇談会の流れ

イメージ画です Photo credit : Pixabay

入口にていつものウェルカムドリンクと簡単なフィンガーフードをつまみながら周りの集まった保護者や先生達と軽く歓談。その後ホールに入り着席。

校長からおおまかな流れの説明

その後校長から冒頭の挨拶、パワーポイントを使って大体の流れを説明していきます。

今回のミーティングはあくまでも受験の概要・流れの説明会なのでより詳細の説明会や校長との個人面談(Y5のサマーターム中に実施)等は追って毎年開催されています。

おおまかな内容としては

  •  テストする教科、4科目(算数・英語・VR*(Verbal Reasoning)・NVR*(Non Verbal Reasoning)の大まかな内容と学校がどのように教え、生徒にアプローチしていくかの説明
  •  面接対策

このようなテストには二通りあり、ISEB*、もしくはシニアスクール独自で作成してるテストがあります。

 

VR(Verbal Resoning)とは要は言葉を使って考える知能検査です。
言葉を理解し推理する子供の能力をテストすることを意図しており、学習した知識ではなく技能をテストするものです。

NVR(Non Verbal Reasoning)とは、逆に言葉ではなく、絵や図、図形を中心とした知能検査です。言葉による推理とは異なり、英語にはそれほど依存しません。むしろ、問題には絵や図形、暗号が使われ、お子さんはこれらの図形の順序、類似点、相違点を調べたり、暗号を解いたりする必要があります。このことから、検査機関は学習能力ではなく、お子さんの潜在能力や知能を把握することができるという理論です。

ISEBとは、Independent Schools Examination Boardの略で、私立中学校を受験する際に多くの私立校が採用している共通テストです。(詳しい内容はここでは省きます)

引用:theschoolrun.comから翻訳

 

ちなみに息子の学校ではAtom Learningという学習ツールをプレップに上がったY3から利用し始め、普段の学校の宿題にもAtomを利用し、常日頃アクセスしています。

このAtom Learningとはアルゴリズムが生徒に最適な難易度を見つけ、常にチャレンジさせながら、やる気を失わせないようにします。生徒の成績に応じて、問題が難しくなったり簡単になったりします。生徒の学習状況は、保護者の方のアカウントで確認することができます。

Atom Learningから翻訳して引用

ちなみにAtom Learningの科目は数学、英語、サイエンス、VRとNVRをカバーしており、保護者側からアクセスできるページもあります。

その他事前に受け付けていた保護者からの質問の数々を色々答えてくださっていました。

新学期の始まり。プレップ生になって変わった事。息子がYear3になり、プレップ生となりました。 プリ・プレップとどう変わったか簡単に記事にまとめてみました。...

各科目の担当先生より説明

Photo credit : unsplash.com イメージ画

実際テスト科目説明の流れに入ると、校長ではなく担当の先生(算数や英語)に変わり、受験対策に際しどのような事を学校で教え、宿題を与えてアプローチしていくか、などと詳しく説明していました。

面接対策

面接対策はY6に入ってすぐ始まるとのこと。

息子の学校はレセプションからY8まで全2クラスで各クラス最大18人の小規模な学校なため、当然ながら先生の数も大規模な学校に比べたら少ないです。

というわけで(笑)、Y6に入るとほぼ全員の色んな先生達と代わる代わる色んなトピックを色んな形式で暇さえあれば鬼のように特訓するみたいで実際体験した(この記事の後に登場する)生徒達は勘弁して〜と言ってました(笑)

練習回数を重ねるごとにコツを掴んできてうまく話せるようになる・・というカラクリだと思います

進学先が決まった生徒や卒業生の保護者数名が登場

ここで一通り学校側からの説明が終わると、今度は校長からの紹介で現在Y7やY8のすでに進学先が決まっている生徒の保護者や、すでに卒業している生徒の保護者による、受験期間を保護者としてどう乗り切ったかの体験談を聞かせてもらえました。

簡潔な内容としては

  •  学校がかなり対策を取って受験の面倒を隅々まで見てくれるので、そこまでストレスフルな気持ちになる事なく、そしてチューターなしで受験校全てアカデミックスカラーで合格できた。(有数トップ校等)←とても優秀だったのでしょう・・
  •  校長のコネクション力が高く、色々な学校の特徴を詳しく知り尽くしてるので、それぞれの生徒にあった学校を見極めてお勧めしてくれる。(もちろん強制ではない)
ちなみに校長は女性ですが、お年を召した方なのに本当にバイタリティ溢れる方で、私も学校のイベント等で顔出せばちゃんとしっかり目を見て個人的にも話しかけてくれるのでとても良かったです。

進学先が内定している生徒数人が登場

保護者の体験談を聞いた後は今度は現役の生徒達の登場です。

Y7やY8で既に進学先が決まっている生徒4人が登場しました。

4人全員が何かしらのスカラーシップを獲得しての合格で、3人がデイスクール(いずれもトップ校)、1人がボーディング(イギリスのパブリックスクール代表格の学校)でした。

いわゆる学校側からしても広告塔になれる生徒達の登場です

これらの生徒達は

  •  11+や13+を乗り越えるにあたってどのような事をしたか
  •  学校では先生達はどうだったか
  •  家ではどうだったか
  •  何校受験したか
  •  これから受験を控える下級生に与えたいアドバイス
  •  なぜY6で学校を去らずに今現在もY8まで残ろうと決意したか

など色々と面白おかしく伝えてくれました。

Y7とY8のシニア生徒としての学校生活

最後に紹介されるのはY7以降の学校生活について。

Y6でイレブンプラスを終了して進学先が決まるとそのまま卒業して進学先に進む生徒が多くいるのですが、もちろんボーディングスクールを目指している生徒(大半のボーディングは13歳からです)やボーディングではなくてもY8の最終年まで現在の学校に留まり、Y9から新しい学校へ進学、という進路もあります。

ここでも現役の生徒達がなぜ今でも今の学校に留まっているかの理由や感想をお話ししてくれました。

理由として挙げていたのは

  •  小規模な学校なため、プリプレップ生(レセプション〜Y2)含めほぼ全校生徒の顔と名前がわかるため、ある意味みんな家族のような存在になる
  •  学校内では上級生になるので、学校においての重要な役や責任を任せてくれるからリーダーシップ力がつく(この理由としては11+で進学するとシニアスクールではまた下級生に戻るのと、今の学校よりかは確実に大規模の学校になるので先生や他の学年生徒達との距離が開きやすい)
  •  今の学校でもY7、Y8向けの色々なイベントがちゃんと充実しているし、少人数なので絆が深まる

とまぁこんな感じに色々語ってくれました。

もちろんごもっともという、完全に理にかなった説明だし私的にも大賛成ですが、たぶん学校側のビジネス戦略もあるかな、と思いました。
でも私若干洗脳されてます(笑)

おわりに

というわけで、今回のミーティングをツラツラっとまとめてみました。

率直な感想としては、こういう機会の場を設けていただけたのは本当に感謝ですし、私自身色々な人から色々な事(学校情報うんぬん)を聞いたりしますが、実際まだ受験活動をしていないので、こういう場に参加してもっと色々学校からも情報を入手できていけたらなと思いました!

ちなみに学校から後日、ミーティングで使用したパワポがメールにてちゃんと送られてきました♪

 

息子の学校はどんな学校?息子の通っているイギリスの私立小学校がどんな学校か簡単に説明してます。...

 

ABOUT ME
jemtyco
生粋のロンドン下町出身夫と息子(8歳)と娘(3歳)の4人暮らし。 2011年に日本を出てから、シンガポール、ロンドン、ニューヨークを経て、現在イギリスに戻りロンドン郊外にて子育て中。

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