さて前回記事にした賞罰がはっきりしているイギリス学校教育〜お咎め編でしたが、今回は賞賛編としてご紹介したいと思います。
イギリスの学校はとにかく小さなことでもみんなの前ですぐ表彰してくれ、喜びをシェアし、本人にとっても自尊心を高めてくれます。
具体的にどんなことを表彰してくれるのか少しご紹介したいと思います。
目次
Pre Prep(レセプション〜Y2)までの場合
息子がPre Prepの頃に書いた記事があるのでこちらでも少し詳細が書かれてますが、週に一回の ‘Star of the week’で毎週誰かしら表彰されたり、その他色々Art部門やスポーツ部門、もしくは学校外で活動しているクラブでひときわ郡を抜いた賞をとったりすると校内でも表彰されます。
Prep生(Y3〜Y8)の場合
Prep生に上がると、Pre Prepの頃にあったような’Star of the week’ という週間ベスト生を表彰するということはなくなります。
ただ、スポーツの部門では ‘Sportsperson of the Week’ として毎週誰かしら1人選ばれている模様です。
タームの終わりに運が良ければバッジが貰える
息子の学校は制服にブレザーがあるのですが、Prep生になって特定の科目や役目で学校に貢献したりするとタームの終わりに担当の先生による判断によりバッジが貰え、それをブレザーにつけることができます。
特定の科目や役目とは
- スポーツで特に頑張った生徒(Team A∗の生徒が選ばれやすいが全員ではない)
- 有志で参加型のコーラスクラブに参加して特に頑張った生徒
- 学級委員(これは必ずすぐにもらえます)
等々あり、高学年になればなるほど学校で頑張ってる生徒はバッジが増え、ある意味勲章として卒業までずっと着用できます。
Team Aとは、Prep生以降はスポーツは能力別にグループ分けされTeam A, Team B, Team C..などと分かれます。スポーツの種目によりAだったりBだったりすることも。
アセンブリーは週3回。その際に色々表彰されたりする
Prep生になるとアセンブリー(Prep生が集まる朝の集会)にて、色々生徒達の前で表彰されます。
- 音楽であればGradeを新たに取得したとき。
- 学校外の活動で表彰されるようなことをしたとき。(国内大会など大きな大会で賞を取った時など)
- 校内のクラブ(チェストーナメントやドラマ・IT等)で表彰された時
他にも毎年秋に開催されるHandwriting Competition(字を上手に書く校内大会)にてY4部門で息子くん念願の勝者になりAmazonギフト券をいただきました!
学年末には一年間の集大成、スピーチデイが行われる
スピーチディというのは日本でいう終業式・卒業式のような括りなのかもしれませんが、イギリスではどちらかというと業績表彰式や生徒達による年間の美術展示会・コーラス等がメインになります。
Pre Prepではスピーチディではなく、セレブレーションアセンブリーと言われ、終業日間近の平日の午後に保護者を招いてPre Prep生だけで行われます。
セカンダリーやシニアスクール以降になるともっと豪華で盛大になると思うのですが、とりあえず息子の小規模のPrep校でもスピーチディでは学年ごとに色々と表彰されます。
表彰の種類としては
- エンデバー(努力)賞
- プラス(学校貢献度)賞
- スポーツパーソン賞
- クラスパーソン賞
等々学年ごとに色々受賞されます。
\\息子はpre prepから引き続き2年連続プラス賞(学校貢献賞)を貰えました//
トップイヤー(Y8)は最終学年なので卒業後の進学先や奨学内容なども発表される
スピーチディの受賞式では、やはり卒業生であるトップイヤーの生徒達がメインになってくるので諸々受賞式等に時間がかかるのですが、スカラー(奨学内容)や進学先も重ねて改めて発表されたりと、とにかく表彰だらけです。
まとめ
というわけでここまで色々と綴ってきましたが、改めてこうやって書いてみると学校生活や普段の頑張り具合でこんなに色々と小さな事でも評価されて、全校生徒の前でその都度表彰されて賞品や賞金等をもらえたら、そりゃ本当自信や自尊心が高まるよなと思いました。
ただ、もちろんこういう常に評価されて表彰されるタイプの生徒とそうでない生徒の差も学年が上がるにつれて顕著に出てくるので、その辺のなんとなく思ったことはいつか記事にしてみたいと思います。