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イギリスのナーサリー(保育園・幼稚園)の選び方

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イギリスで出産したり、まだ乳幼児を抱えてイギリスに引っ越してきて育児生活を始めると、必ず検討し始める保育機関。

それはナーサリー(Nursery)です!

英語のナーサリー(Nursery)とはいくつか意味があります。

① 子供部屋 (自宅にある赤ちゃん部屋をナーサリーと言います。)
② 保育園・幼稚園
③ 菜園・園芸の苗床

今回はこの②である、イギリスの保育園・幼稚園についてご紹介してみたいと思います。

イギリスのナーサリーにはいくつか種類がある。

イギリスのナーサリーはいくつか種類があるのでここで少しご紹介してみたいと思います。

ディナーサリー(Day Nursery)

ディナーサリーとは、日本で言う保育園のような括りです。
よって受け入れ時間も大体8時(早いとこだと7時くらい)から18時くらいまでと、長時間預かってくれます。

入園時期も、Term (学期毎)で区切られているのではなく、クリスマス・年末年始以外はお休みはない場合がほとんどなので、入園も空き次第でフレキシブルに対応してもらえます。

入園できる年齢はナーサリーによって基準が異なりますが、首が据わった生後3ヶ月から受け入れてくれます。

受け入れ日も半日だけ子供を預けたり、週2、3日預けられたりと、各家庭の都合に合わせることも可能。

プリスクール/ナーサリースクール

色々な呼び方がありますが、要は日本で言う私立幼稚園のような括りです。

プリスクールという呼び名であれば、私立の小学校へ併設されているナーサリーの事であり、そのまま付属の小学校へ入学できるタイプのナーサリーです。(入学しなくてもよい)

付属幼稚園となれば大体制服があり、ナーサリー生活中でも学校に入学した時についていけるようフォニックスや数字・アルファベットの書き方・ショーアンドテルなど色々行ってくれます。

付属でなくてもこういったことを教えてくれるナーサリーは多いです。

入園時期は、3つのTerm(学期)からそれぞれが通いたいタイミングや空き状況でスタート。

TermはAutumn Term(9月~)、Spring Term(1月~)、Summer Term(4月~)となり、普通の学校生活のように夏・冬休み、ハーフタームもあります。

入園年齢は大体満2歳以降から入れ、ナーサリーによりますが週に2日以上入れることが条件になっています。

プリスクールだと週5日必須で登園というところも

ナーサリーや小学校で取り入られるショーアンドテルの記事

【ナーサリー・小学校では定番】子供のプレゼン力を鍛えるショーアンドテルイギリスや欧米ではお馴染みのShow and Tell。具体的にどの様なことを実践しているのかご紹介します。...

公立(State)のナーサリー

イギリスでは満3歳以上になると週に15時間まで無料で保育を受けられます。

共働きの夫婦で条件が満たされれば週30時間まで無料

大体週15時間というと、午前保育・午後保育(各3時間)を選んで週5日預けるか、フルディを選んで残りは保育費用を払うか。と、ナーサリーによっては条件が異なります。

人気な保育園だとすぐ定員になるので、子供が産まれた時点で希望の保育園に登録しておくか、早めの登録をお勧めします。

ちなみに私立の保育園でもこの週15時間・30時間の制度は適用されるので、満3歳になってからの最初のタームから15時間、もしくは30時間分引かれて保育料を請求されます。

日本語に触れさせたい場合

うちはなるべく日本の言語・文化に触れさせたいという理由で私立の日系幼稚園にいれました。

ただ、ここの幼稚園はガチな日本の幼稚園ではなく、インターナショナルな雰囲気の保育・幼稚園なので、意外と日本の幼児は少なく、現地の子供たちが多いです。

ここの設立者が日本人の方なので

  •  一年を通して日本の文化的なことは全てイベントやアクティビティなどで行ってくれる
    (御神輿担いだり、書き初め書いたりもします。)
  •  保護者への連絡事項は日本語で通達してくれる
  •  クリスマス会は現地の子もきらきら星を日本語で歌う
  •  室内は土足厳禁・いただきますなど必ず行ってくれる
  •  現地のナーサリーと比べるとコロナ禍関係なく、定期的にブリーチで水ボトルなど色々洗浄してくれるので衛生面でも信用できる。
  •  日本人の先生が常駐しているので、日本語で保育してくれる。(金曜日以外)

と、私的にはイギリスでガチな日本幼稚園に通わせるよりかは、現地の先生や子供達もいて、英語と日本語両方学べるインターな環境でしたのでとても大満足でした。

日本文化だけでなく、カトリック・中華・インド・ユダヤ教のイベント文化も盛り込んで保育してくれるのでかなりマルチカルチャーな日系保育園です。

日系幼稚園はロンドンには随所ありますが、アクトンエリアなら完全な日本語幼稚園もあります

ナーサリーの選び方

ナーサリーの選び方ですが、何を基準に選ぶかにもよると思います。

  •  家からの距離
  •  保育内容
  •  園のルール

特に保育内容に関しては、色々事前に調べた方が良いと思います。

  •  1日にどういう流れ(スケジュール)で保育しているか
  •  フォニックスや数字・アルファベットを教える時間を取り入れたりしているか(全くしないナーサリーもある)
  •  緊急保育対応(ピックアップに間に合わなかったりする時)をしてくれるか
  •  入園前にトライアルはしてくれるか

もちろん実際そこに通っている子供がいる/いた保護者に聞くのが一番かと思いますが、そういうのが難しい場合は、いくつか方法はあります。

  •  公的機関・Ofstedのサイトを見る
  •  実際にナーサリーに足を運んで実際の雰囲気・スタッフ等様子をみる
  •  ネット情報を探す

公的機関・Ofstedのサイトを見る

OfstedとはOffice for standards in educationの略で、イギリスの教育水準監査局の呼び名です。

Ofstedはイギリスにおける学校の教育充実度の公的指針となっています。
イギリス国内の教育機関は大学、中学・高校(セカンダリースクール)はもちろん、小学校・幼稚園や保育園等の幼児教育施設から、チャイルドセンターなどの子ども関連施設まで、すべてが監査の対象です。監査項目は生徒や教師の学習に関することや態度・質などはもちろん、学習設備からトイレに至るまで、学校設備もチェックされます。

英国知育マガジンより引用

Ofstedの評価

Grade 1: Oustanding(優れている)

Grade 2: Good(よい)

Grade 3: Requires improvement(要改善)

Grade 4: Inadequate(不十分)

しかし、Ofsted(オフステッド)の評価を完全に鵜呑みにしてはいけません。
Outstandingでも子供に合わなかったり、Goodでもとても相性があったりするので、あくまでも目安としてみた方が良いと思います。

ちなみに一度Outstandingの評価を受けた保育機関や学校は向こう5年はOftedの評価を受けなくて良いので、この間に色々改悪されてる可能性もなきにしもあらず。

実際にナーサリーに足を運んで実際の雰囲気・スタッフ等様子をみる

やはり百聞は一見にしかず。実際に足を運んで実際の雰囲気や周りの環境、スタッフの様子など色々目で見る事が一番大事だと思います。

ネット情報を探す

今はネットでも色々情報が簡単に得られる時代。

英語になってしまいますが、SNS(特にFacebook)のローカル地域グループに積極的に参加すると結構な頻度でいろんなママたちが〇〇の学校やナーサリーってどう?〇〇のエリアに引っ越してきたけどおすすめの学校等教えて!という投稿が湧き出てくるので、その質問に対する回答を読んだり、勇気があれば自分で質問することもできます!

もしくは、私も時々参考にするサイト、Netmumsドットコムや、Mumsnetドットコムで検索して色々調べたりします。

名前が紛らわしいですが別サイトです笑

まとめ

今回はイギリスのナーサリーについてご紹介しました。

ナーサリーは本当にピンキリで、色々なタイプがあります。
ここはやはり実際に足を運んだり、ネット情報を駆使して探すのが一番かと思います。

すこしでも参考になれば嬉しいです♪

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jemtyco
生粋のロンドン下町出身夫と息子(9歳)と娘(4歳)の4人暮らし。 2011年に日本を出てから、シンガポール、ロンドン、ニューヨークを経て、現在イギリスに戻りロンドン郊外にて子育て中。

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